劇的に国語力が上がった日

こんにちは。塾長の沖津です。

 

 2016年もあと10日ほど。

 

 なんだか私は毎年、年末に近づくとわくわくしてきます。

 

 あの年末の感じが好きなんだと思います。

 

 さて、先日Vもぎの結果が届きました。

 

 偏差値があがった生徒、さがってしまった生徒、様々でしたが

 

 みんなと1人1人話し合い、今後の課題や、なぜ下がってしまったのかなどについて話していきました。

 

 1人10分くらいで終わるかと思っていたら、1人1人に対して熱くなってしまい

 

 1人25分くらいの話し合いになってしまいました。

 

 生徒も、ここを解くためにはどうすればいいのかや、どうしてもテストになるとできなくなってしまう

 

 など、積極的に話をしてくれて

 

 熱い25分間を過ごせました。

 

 そのなかの1人に、国語の点数が伸びなくて悩んでいるY君がいます。

 

 選択問題と記述問題とありますが、なぜか選択問題ができない。。

 

 選択問題が5問あるのに対し、正解は0問。。

 

 なぜできないか2人で話していくと、すぐできない理由が見つかりました。

 

 私が、Y君に

 

 「いつも解いてるみたいにページめくりながら読んでみて」

 

 するとY君は、

 

 1ページ目、問題文が何も書いていない、文章の冒頭から読み始めました。

 

 私はすぐ止めて、

 

 「これではただ小説を読んでいるのと一緒だよ。読解になっていない。」

 

 と伝え、どう解いていくのが良いか伝えました。

 

 まず、設問を読むこと。

 

 設問を先に読むことで、あらかじめ何を聞かれるかが分かり

 

 それに注意しながら読むことができます。

 

 次に、消去法で2択まで絞ること。

 

 Vもぎに限らず、絶対違うだろうという選択肢を真っ先に消して

 

 考えやすくしていきます。

 

 この2つの方法だけ。

 

 とくに難しい技術は伝えず、

 

読む順番を変えること

選択肢に○を付ける前に、×をつけること

このことだけに注意して!とY君に伝えました。

小1時間経った頃でしょうか、Y君が私のもとへきて

「できたよ!」

最初は何か分からず

「ん?」

 と答えると、

 

 「先生の言ってたやり方で解き直したら全問正解したよ!」

 

 解き直しとはいえ、1問も当たっていなかったY君にとっては

 

 出来すぎた結果でした。

 

 次回のもぎでも結果を出してくれるとうれしいです。

 

 こういった、簡単な解き方を伝えるだけで点数が上がる場合もあるのです。

 

 知識を増やすだけが勉強ではないのですね。