奨学金制度の種類や返済、条件について

こんにちは、講師の久保田です。

 

大学や専門学校への進学にあたって、奨学金の利用を考える方も多いのではないでしょうか?

奨学金の制度には、形態から返済方法、種類まで様々なものがあり、自分に合った制度を選ぶ必要があります。

そこで今回は、奨学金について詳しくご紹介したいと思います!

 

◆奨学金制度の3つの形態

 

奨学金制度には、給付・免除や減免・貸与の3つの種類があります。

 

①給付

→規定の金額を支給。返還の必要はありません。

 

②免除・減免

→入学金や授業料など、学費のすべて、あるいは一部を支払わなくて済むというものです。

 

③貸与

→規定の金額を借り、卒業後に(あるいは在学中から)返済。次の二つのものがあります。

無利子貸与…借りた金額だけを返すもの

有利子貸与…利子が加算された金額を返すもの

 

◆奨学金制度の主な応募条件

 

①年収・所得の上限

→経済的に修学が困難なものを対象とするため

 

②高校における学業成績

→例:高校時の評定平均値

 

③高校における出欠状況

→例:高校時の欠席日数

 

④入試時の成績・入学後の成績

 

⑤その他

→例:課外活動などで目立った成績を残した者

家庭における経済的事情が急変した者

 

◆奨学金制度の種類

 

奨学金には以下の5種類のものがあります。

①日本学生支援機構の奨学金

こちらは国が実施する独立行政法人、日本学生支援機構のもので、最も利用されている奨学金制度です。貸与型の奨学金には、次の3種類の制度があります。

第一種奨学金

第二種奨学金

入学時特別増額貸与奨学金(利息付)

 

第一種奨学金と第二種奨学金の違いは以下の通りです。

 

第一種奨学金 第二種奨学金
利息 無利息 有利息(上限3%以内)
成績基準 厳密 緩やか
収入基準 厳密 緩やか
貸与金額

(月額)

<大学> 2万~6万4,000円

<短大・専修学校> 2万~6万

<高専> 5万~6万円

<大学院> 5万~12万2,000円

<大学院以外>

2万円から12万円の中で選択

<大学院>

5万円、8万円、10万円、13万円、15万円から選択

 

 

 

 

 

 

なお、第一種奨学金だけでは、修学の維持が困難である場合、第二種奨学金の貸与も併せて受けることが可能です。

これらと合わせて、3種類目の入学時特別増額貸与奨学金があります。

こちらは、第一種奨学金(無利息)または第二種奨学金(利息付)に加えて、入学した月の分の奨学金の月額に一時金として増額して貸与する利息付の奨学金で、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」に申し込んだけれども利用できなかった世帯の学生・生徒を対象とする制度です。

 

より詳しく知りたい方は、日本学生支援機構の公式HPをご確認ください。

 

また、日本学生支援機は給付型の奨学金制度も設けています。

こちらは毎年度、翌年度の給付継続について申請し、適格認定を受ける必要があります。

成績不振、経済状況回復等の場合、奨学金の交付が止まることがあります。

 

②学校独自の奨学金

 

大学・短大・専門学校などでは、独自の奨学金制度を持っているところも多く、「特待生制度」という名称の場合もあります。

主なタイプは以下の通り。

・入学時の成績が優秀だった学生に対し、一定金額を「給付」、あるいは入学金や授業料を「免除、減免」

・入学後の成績が優秀な学生に対し、一定金額を「給付」、あるいは授業料を「免除・減免」

・一定水準以上の資格を持っていたり、スポーツなどの分野で優秀な成績を残した学生に対して、一定金額を「給付」、あるいは授業料を「免除・減免」

・月単位あるいは年単位で、決まった金額を「貸与」

 

※低金利の学校提携教育ローン

金融機関と連携して、通常よりも安い金利で教育ローンを利用できる制度を設けている学校もあります。

 

③地方自治体の奨学金

 

経済的な理由により学費調達が困難な人の支援を目的に、多くの都道府県・市区町村などの地方自治体が奨学金制度を設けています。

 

○主な受給条件

本人または保護者がその地方自治体に居住していること、またはその地方自治体の出身であること

 

○主な支給形態:無利子による一定金額の月額貸与

 

なお、自治体によっては、日本学生支援機構や他の奨学金制度との併用が認められないことがあるので注意が必要です。

 

※医療系・福祉系の進学を支援する修学資金制度

自治体によって対象資格は異なりますが、医師や介護福祉士など医療系・福祉系の国家資格をめざす人を支援するため、指定の養成施設に進学した人を対象にした制度もあります。

いずれの修学資金も卒業後、貸与を受けた地方自治体で一定期間以上の勤務をすれば、貸与された学費は返還免除となることが魅力です。

 

④新聞奨学金

 

新聞の廃売店で、新聞配達などをしながら学校に通う制度です。受給可能な資金は、以下の2つです。

【学費】無利子で借り入れ可能。卒業まで勤め続ければ、全額返済免除

【給与】毎月支給。賞与等もつく

これらに加え、部屋代無料の個室も用意されます。

少しハードな生活にはなりますが、学費と生活費の両方が工面できるのが大きな魅力です。

ただし、卒業を待たずに途中退会した場合は、借入金の一部返済、あるいは借入金から免除額を引いた残高の返済が求められます。

 

⑤民間育英団体の奨学金

 

民間の奨学金制度には、交通事故などで保護者が死傷してしまい、経済的に修学困難となってしまった家庭の学生を対象とした交通遺児育英会の奨学金や、保護者が病気や災害、自殺などで死傷してしまい、経済的に修学困難となってしまった家庭の学生を対象としたあしなが育英会の奨学金などがあります。

 

以上が奨学金の種類になります。

今までに紹介した奨学金制度のほか、国の教育ローンや銀行・金融機関の教育ローンもあります。

 

貸与型の奨学金制度を利用した場合、必ず返済しなければなりません。

奨学金を返済するのは将来の自分自身です。

自分にとって無理のないよう、しっかりとした返済計画を立てることが大切です。

 

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