大学入学共通テスト、センター試験とどう変わる?

こんにちは、講師の久保田です。

もうずいぶんと暖かくなって、春めいてきましたね🌸

なんか鼻がむずむずするし目もかゆいような…。

それでも私は花粉症ではないと信じております。(笑)

 

さて今回は、21年1月から施行される新テスト(大学入学共通テスト)について詳しく書きたいと思います。

そもそもこの新テストは、文部科学省の大学入学者選抜改革の一環として導入されます。

この改革の方針は、①知識・技能 ②思考力・判断力・表現力 ③主体性を持って多様な人々と協同して学ぶ態度、という「学力の3要素」について、多面的・総合的に評価する入試に転換するというもの。

これまでのセンター試験が①知識・技能に偏重していたことを反省し、今回の新テストでは②と③の要素も取り入れることが目的です。

 

新テストについてお伝えしたい点は次の2点です。

 

◆記述問題は出されない

 

当初、国語と数学ⅠAで記述問題を導入するとされていましたが、記述問題はなくなることになりました。

・国語⇒80分 マーク式

・数学ⅠA⇒70分 マーク式

※国語について、「現現」「現現古」「現古漢」はまだすべて同じ試験時間とされています。

※数学ⅡBは60分なので要注意。

 

ただし、出題傾向は当初の予定通り「新試験」。

数学では、数学的な問題過程を重視するとしており、事象から数学的問題を見いだし、解決の見通しを立てることや、解決過程を振り返り得られた結果を活用することが求められます。そのための「考える時間」を考慮した試験時間となりました。

また国語では、これまでのセンター試験では「評論」「小説」が題材となっていましたが、共通テストでは「論理的な文章」「文学的な文章」「実用的な文章」を題材とするとされました。また、大問ごとに一つの題材で問題を作成するのではなく、異なる種類や分野の文章を組み合わせた問題を検討するとしています。

 

◆英語の出題傾向が大きく変わる

 

英語は大きく傾向が変わることが予想されます。

主な変更点は以下の通り。

 

・リスニングとリーディングの配点が1:1に!

⇒これまでのセンター試験では、リスニングが50点、リーディングが200点満点だったのに対し、新テストではそれぞれ100点ずつの配点に変更されます。

・文法、発音・アクセントの単独出題がなくなる

⇒長文主体の問題になる

・長文の難易度は低くなる

⇒英検3級~2級レベル

・与えられた文章に関して考える力が重要

⇒どんな情報を得るべきかを判断する必要がある

今までのように読むスピードを上げる練習というよりも、問題文をしっかり読んで、じっくり考える練習を積んでいく必要がありそうです。

 

2点目の変更点、英語についてですが…

これからの時代必須となる「グローバル人材」育成という大きな目標のため、教育現場では様々な工夫がなされています。

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新テストのリスニング対策にぜひ活用してみてください。

 

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